【レビュー】仁王 Complete Edition

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ー『大らかな時代に作られた大ボリューム外人サムライ活劇』ー

このゲームはとにかくボリュームが凄い。
武器装備は沢山あるし、ミッション制のステージもサブ含めかなり多い。ボスの数も多いし宝箱の数、ショートカットの数、アイテム、ムービーなどなんでもかんでも多いんじゃないかと思えるほど。
更には操作の方もやることが多い。近距離遠距離で2つずつ装備出来て、いつでも切り替え可能。アイテムはショートカットで4つすぐに使えるし、ガード、回避、ラン、パリィ、武器ごとにあるスキル、強力な九十九武器、そして高火力、防御、回避特化などそれぞれ特性のある3種類の「構え」、スタミナ回復を早める「残心」と、コントローラーをフル活用することになるだろう。ボタン同時押しで使う技が複数ある事からもこのゲームの操作の複雑さが伝わると思う。

これだけやることが多いと初心者お断りかと言うとそうでもなく、ソウルライクなゲームらしく、ごろんごろん回避して遠くからチクチクやっているだけでもなんとかなってしまうくらいの調整がされているのがなされているのが高ポイント。
ゲーム内容は定番のソウルライクで、篝火みたいのがあったり、アムリタと言うソウル的なものがあり、やられるとしっかり落としたり、パリィがあり、落下攻撃があり、ショートカットなどがある。スタミナ管理や意地悪な敵配置、高所からの落下死や即死級攻撃などでソウルライクらしく緊張感と達成感も味わえる。
これらに仁王の構えや残心、スキルなどの豊富な操作を組み合わせれば、やりごたえはかなりあるし、そのボリュームの負荷にプレイヤーが耐えられれば、面白いのは間違いないと思う。

開発体制も、チームニンジャ、シブサワ・コウ氏、鯉沼久史氏、早矢仕洋介氏、安田文彦氏と錚々たるメンツが揃っている…後半の2人については思う所のある方々もいらっしゃるかもしれないが、結果を出しているのでそろそろ許してあげてはどうだろうか。
ストーリーは正直全然展開しないので期待しない方がいいだろう。一応ある程度史実をなぞっているので、歴史を少しでも知っていれば楽しめる部分はあります。何より「外人サムライ×戦国時代×妖怪」の組み合わせがいい味を出している。外人なんちゃってサムライが日本の甲冑を着て、妖怪と戦う絵面の時点ですでに面白い。
そもそも主人公のウィリアムは設定上海賊で、日本に来てから仕官したわけでも主君に取り立てられたわけでもない、そういう描写は一切なかったはずなのでずっとただの海賊あがりのはずだけど、ファミ通のインタビューを見ても、Steamの紹介を見ても思いっきり『サムライ』と書いてあるのが面白い。なんておおらかな時代だろう。ある意味、ノリと雰囲気でゲーム作ってるのかも知れないとすら思える。

こういったノリと勢いを大事にしつつ、これだけ予算をかけて全力でゲーム作りが出来るのは非常に貴重な事なのでこれからもコエテクを生暖かい目で見つつ、しっかり応援していきたいと思います。

 

【レビュー評価 7.5/10 Good!

ストーリー 4
敵の火力高すぎ 5
技術介入度 10
ボリューム 10

【レビュー動画(ずんだもん&松嘩りすく)】

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