このゲームはそう言わんばかりのゲームバランスになっている。
普通に遊んでいても明らかにおかしいぶっ壊れアイテムがあったり、異常にダメージの出る魔法などもある。やり込んでいくと、ボスハメ倒し&即死、永久コンボ、個数設定のある武器の無限使用など、もう開発はわざとゲームがぶっ壊れるようなネタを仕込んでいるとしか思えない。
でも、いやだからこそこのゲームはめちゃくちゃ面白い。おかしなネタが嫌なら使わないで正統派プレイをすればいいし、なんでもアリの闇落ちプレイも楽しめる。選択できる操作キャラも6人と多く、とにかくプレイの幅が広い。
グラフィックもドット絵の味のある見た目で良いし、アーケードゲームなのに10ステージもある大ボリューム。やればやるほど味がするゲームで筆者は70時間以上もプレイしているのにまだ飽きないくらい。
緻密に計算されたレベルデザインの所謂、完成度の高いゲームがすべてではないという事が良く分かるゲームだと思う。開発がプレイヤーを楽しませるために面白いと思う事をとにかく詰め込んだ、サービス精神に溢れた作品。
ただし難易度に関しては情報なしでプレイすると結構高い。特に自力ワンコインクリアを目指すならそれなりに苦労するだろう。逆に攻略を見てしまうと途端に簡単になってしまうので遊び方が難しいかもしれない。
クラシックゲームの中で、特にベルトスクロールアクションゲームでおすすめするなら間違いなく最初に思いつく作品と言えるくらい楽しいし、ゲームをぶっ壊すくらいの背徳感のあるゲーム体験を一度は味わってほしい。完成度が高いとは絶対言えないけど、間違いなく名作だと筆者は思います。
ゲームバランス | 3 |
技の暴発 | 3 |
サービス精神 | 10 |
ボリューム | 10 |
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